2020-01-01から1年間の記事一覧

第九ラストの問題点と歳末感

高校時代、第九のポケットスコアを購入し「フーム、あの音はこんなふうに書かれていたのか」と指揮者気どりで読みふけっていたぼくであるが第四楽章に一箇所、どうしても気になるというか腑に落ちない部分があった。 それは終結部の大詰め、合唱が「歓喜よ、…

『紙とダイヤモンド』円盤鑑賞記

脳みそが腐るほど悩んだ結果、東京行きを断念した3月の劇団Dotoo!公演『紙とダイヤモンド』のBlu-ray観賞記です。 作・演出:福田卓郎 2020年3月27日、下北沢駅前劇場での収録 ――――――――― ぼくは宮地眞理子ファンなので、どうしても宮地さんにフォーカスし…

ひゃくアップて言うな

ファミコンのスーパーマリオブラザーズが発売されて大ブームになったとき、3-1でノコノコを使ってマリオの残機を好きなだけ増やせる有名な技がたちまち話題になった。 当時、みなさんの周囲ではあの技のことを何と呼んでいただろうか。ファミマガの記事であ…

志村けんのこと

志村けんが死んで一週間、「思った以上にショックだ」という反応をたくさん目にした。ぼくも同じ気持ちだ。最近の動向を熱心に追っていたわけでもないのに、志村けんがいなくなってしまった喪失感が意外なほど大きい。 ぼく(1977年生まれ)の世代は、物心つ…

夢と魔法と現実と

待ちに待った中学の修学旅行、目的地は花の都・大東京。ぼくたち生徒のテンションの上がりっぷりやものすごく、行きのバス車内は狂乱の騒ぎであった。 初日の東京ドーム見学でいきなり現地ガイドさんから「こんなにまとまりのない学校は初めてですよ!」と標…

ミルクボーイの漫才風に宮地眞理子を語る

▽いきなりなんですけど ■うん ▽うちのオカンがね ■うんうん ▽好きなミステリーハンターがいるらしいんやけど ■そうなんや ▽その名前を忘れたらしくてね ■好きなミステリーハンターの名前忘れてもて ▽そやねん ■どうなってんねんそれ ▽んー ■でもオカンの知っ…

箸の持ち方を直したい

トイレをギリギリまで我慢する。天気予報が雨なのに傘を持とうとしない。真冬でも薄着。箸の持ち方がおかしい。昭和のバカ小学生かと思うが、ことし43になろうとしている自分のことなので、いよいよまずいと思えてきた。 とくに箸の持ち方は毎年正月に「今年…

「ターミネーター」と書かれたそのエロビデオ

アダルト動画サイトなどもちろん存在していなかった平成初めのころ、リビドーをもてあます男子中学生だった我々はエロ本にも成年コミックにも飽きたらず、とにかく「動くエロ」が見たくて見たくてしょうがなかった。男子中学生とはそういうものである。 アダ…